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今月の活動
所在地
くらしと健康
2010年4月1日 第540号より
緊急寄稿“災害時こそ母乳栄養”
小児科 深沢尚伊
 今回のような大災害で、水・電気などが十分届かない場所で、赤ちゃんにとって最も注意しなければいけないことは、感染と脱水です。避難所でインフルエンザその他の感染症が流行したら犠牲になるのは乳幼児です。「ストレスで母乳の出が悪くなるから」とミルクを勧める事は、せっかく免疫成分のたくさん入っている母乳の出を少なくすることにつながります。二歳までにとって母乳の免疫効果は認められています。母乳はお母さんが一定の栄養さえとっていれば、無制限に分泌されるものです。頻回哺乳を続けることで、これまで母乳分泌が不十分で混合になっていたお母さんの母乳分泌を増やす事にもつながります。安心して母乳が与えられる環境整備をしてほしいと思います。
 また、人工栄養になっていた赤ちゃんにミルクを与える時には、最低限の注意を促してください。ミルクは無菌ではありませんので、調乳は必ず七〇℃以上の熱湯で行う事(缶に記載されています)。清潔な哺乳瓶で与える事が困難になりますので、紙コップ等の利用でも構いません。あかちゃんは、しっかりとカップで授乳できるものです。今回の前橋協立病院からの支援隊も最初から避難所のお母さんたちにこの訴えをしています。三月二十日には、ホームページに訴えを掲載しました。是非ご覧になってください。

■日本未熟児新生児学会HP

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